既刊案内
八太到 写真集
『美里のお地蔵さま』
月日を経て故郷に目を向けられるような歳になり、地元の人たちと交流を続けている間にこの地にはたくさんの野仏があるのに気づいたのです。(あとがきより)。
旧美里村のお寺に生まれた作者が、故郷のお地蔵さまに目を向け、古老からご利益や言い伝えを聞きながら撮り続けた。昨年ご逝去され、最初にして最後の写真集。人々が繋いできた仏への語り尽くせぬ眼差し。
4,000円+税
2024年5月20日
250部
A4変型
上製本
カラー
ページ数:152
作品点数:148点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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山崎茂 写真集
『東京下町景』
昭和の東京はワンダーランドのようで、どこを切り取ってみても面白い街でした。(あとがきより)
昨年4月に出版された「Weekend」の姉妹版。前作は1974年~77年と2015年~20年の2部構成で市井の人々を捉えた作品だが、今回は70年代の同時期に撮影された下町の情景を中心に構成し、古き良き懐かしい東京の街角を垣間見ることができる。
4,000円+税
2024年2月25日
300部
B5変型
上製本
モノクロ
ページ数:132
作品点数:126点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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安掛正仁 写真集
『朧眼風土記』
無くすこともなく、今、手元にあり、触れることができたならば、どんなに豊かなことだろう。しかし、それが叶わぬ夢であっても、思い出すきっかけさえ残されていれば、今に再び呼び戻すことが出来ると思うのだ。
この本の中にある、一葉一葉が、そのきっかけになればと思っている。(あとがきより)
朧げに浮かび上がっては、古い記憶のどこかに呼びかけてくる重奏する世界。
唯一無二の安掛ワールドへようこそ。
4,000円+税
2023年11月23日
400部
A4変型
上製本
モノクロ
ページ数:78
作品点数:65点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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寺崎 珠真 写真集
『Heliotropic Landscape』
錯雑した茂みの中を歩き回ると、視点の定まらない眩暈のような不安感に襲われ、自身の存在や意識も曖昧になっていくようだ。しかし、陽が昤々と降り注げば渾然としたものたちのざわめきが聞こえてくる。そんなとき透かさずシャッターを切ると、自ずと風景が立ち現れる。(あとがきより)
在り処を探るような風景との共鳴。
5,000円+税
2023年11月7日
350部
B4変型
上製本
カラー
ページ数:70
作品点数:56点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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脇田 耕二 写真集
『されど』
ただ一閃、されど一閃、小さな光が起こした短い詩々。眩しくも冗談のような現実は、もうしばらく僕を魅了するだろう。(あとがきより)
大阪を中心に関西一円。人々は生き生きとしていて、それを好奇心と親しみを持って撮影する脇田のまなざし。
軽快・卓越したモノクロスナップ。
4,000円+税
2023年10月20日
250部
A4変型
上製本
モノクロ
ページ数:84
作品点数:79点
編集:大田通貴
装幀:塚本明彦/赤川延美(タイプセッティング)
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多々良 栄里 写真集
『遠くから太鼓の音が聞こえる』
この世に神がいるのなら、こんな風に語りかけてくる存在に違いない。(あとがきより)。
写真による先祖との対話。なぜ自分は自分なのかを知るために。縁のある場所を巡り歩くことで、折り重なった土地の歴史も浮かび上がってくるという。
「さようであるならば」から11年ぶりの新作。
4,000円+税
2023年9月23日
500部
A4変型
上製本
カラー
ページ数:112
作品点数:107点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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岡本正史 写真集
『Walks Tokyo 2022』
2022年は入院を含めて100日ほど病院に通いました。(中略)時の流れは早いですね。皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。(あとがきより)
生きている感覚をそのまま写真に込める姿勢に心動かされる。写る人々の日常へ心寄せているうち、見ている側の日常へ続いていく。
「Tokyo Summer 2020」「Everyday Tokyo 2021」に続く東京シリーズの新作。
3,200円+税
2023年8月15日
300部
A4変型
上製
モノクロ
ページ数:62
作品点数:43点
編集:大田通貴
装幀:塚本明彦/赤川延美(タイプセッティング)
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中村千鶴子 写真集
『断崖に響く』
ここは北上山系のなだらかな起伏が、急激にその傾斜を変えて太平洋に落ちるところ。200mもの断崖はその険しさと美しさで人々を魅了する。一方で、交通の難所として人々の前に立ちはだかってきた。(中略)もし、この地区に原発が建設されていたなら、私は帰る故郷を失っていたかもしれない。(中略)田野畑村へ行ってみよう。そして話を聞いてみたい。(序文より)
3,600円+税
2023年5月23日
350部
B5変型
上製本
カラー
ページ数:96
作品点数:89点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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原 隆志 写真集
『獏は夢で泳ぐ』
前作「ヤギと棘」から3年、新しい原隆志の世界。
一瞬が含み持つ現実の世界を巻き込んで、視線はぶれることがない。
ページをめくるたび、見るものを異次元へ引き込んでゆく。
4,000円+税
2023年6月15日
350部
A4変型
上製本
モノクロ
ページ数:72
作品点数:67点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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武田孝巳 写真集
『Bangkok』
私は、整然とした綺麗で瀟洒な街よりも、どこか雑然としていて、不均一で猥雑で、活気と喧騒をあわせ持つ、カオス的な街が好きである。(あとがきより)
ページをめくるたび、この街に魅力を感じた作家の目に同化していく。バンコクの持つエネルギーと営みが、パワフルに、どこか優しく伝わってくる。
3,600円+税
2023年5月25日
300部
A4変型
上製
カラー
ページ数:62
作品点数:58点
編集:大田通貴
装幀:塚本明彦/赤川延美(タイプセッティング)
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原 芳市 写真集
『常世の虫』
TOKOYO NO MUSHI
品切れになっておりましたが、写真展に合わせ改版が発売となりました。
(写真ページは変更ありません。文字ページのみ修正および追加(年譜)を行っております)
『現の闇』『光あるうちに』に続く、原芳市が紡ぐもうひとつの闇と光の世界。
「人は、死んで虫に化身するという伝説を聞きます。本当なのかもしれません。『常世の虫』を得たことで、ぼくは、とても、自由な気分を味わっているのです」(あとがきより)
4,000円+税
2023年4月4日
400部
A4変型
上製本
モノクロ
ページ数:84
作品点数:75点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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山崎茂 写真集
『Weekend』
日本が一番活気のあった、高度経済成長期真只中の、東京の繁華街と下町を中心に、休日を利用して撮影したものです。1970年8月には銀座の歩行者天国が始まり、老若男女を問わず、休日ともなれば繁華街へ繰り出し、思い思いの時間を過ごしていました。(あとがきより)
撮影年は1974年〜77年、そして2015年〜20年の2部構成。古い年代の写真は、懐かしくもまるで別の国のように活気があり、最近の写真でも個性あふれる市井の人々が写真家の目に捉えられている。
4,000円+税
2023年4月4日
350部
B5変型
上製本
モノクロ
ページ数:120
作品点数:111点
編集:大田通貴
装幀:加藤勝也
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以下、蒼穹舍以外より刊行された大田通貴編集協力による出版物の紹介。
ワイズ出版から刊行された大田通貴編集協力写真集。
Hysteric および RAT HOLE GALLERYから刊行された大田通貴編集協力写真集。
その他の出版社、レーベルから刊行された書籍、リーフレット等。